2025/02/24
2025年 春の花粉本格飛散のはじまり
- 今シーズンのスギ花粉は、飛散が始まるとすぐに飛散量が増加し、ピークを迎えることが予想されます。この先2月の最終週前半にかけて厳しい寒さが続くため、近畿や東海と北陸でも飛散開始は例年より遅くなる所が多い見込みです。2月末には長引く寒波がようやく終わり、中国、四国から甲信にかけての広い範囲と、東北の一部で飛散開始となるでしょう。3月上旬には、高松、広島、大阪、名古屋、金沢、東京、仙台など広い範囲でピークを迎えるでしょう。ピークの期間は10日間から1か月ほど続く見込みです。また、ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬で、期間は5日間から2週間ほど続くでしょう。仙台はヒノキの飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れない見込みです。
風が強く吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1cm2あたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。
2025年春の花粉飛散量は、前シーズン(2024年)と比べると、九州から近畿では非常に多く、北陸・関東甲信と東北南部も多い傾向です。東海は前シーズン並み、東北北部と北海道は少ないでしょう。九州から近畿などでは前シーズン(2024年)と比べると、飛散量が大幅に増加する見込みです。
スギ花粉は、飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めます。花粉症の方は、早めに花粉対策を始めるとよいでしょう - 1 スギ花粉の飛散情報をこまめにチェックして飛散が多い時の外出を控える
- 2 外出時は静電気の発しやすい化繊の服(フリースなど)は控えて帰宅時は家に入る際に払い落とす
- 3 外出時はゴーグル、マスク(超立体マスクなど花粉を99%カットする素材)を着用
- 4 予防的に抗アレルギー剤(抗ヒスタミン薬など)、目薬、点鼻薬を使用する
詳しくは「日本気象協会のホ-ムページ」を参照してください。(日本気象協会HPより転載 tenki.jp 2025年2月25日)